ソリューション 溶接ビードの自動検査 溶接ビードの自動検査

光学検査システムVIRO WSIは、溶接工程後にインラインで様々な溶接ビードを検査する、連続生産向けの自動ソリューションです。VIRO WSIセンサーシステムは、特に溶接ビードの検査用に開発されています。レーザーをベースに検査するため、非破壊で溶接部を検査できます。さらに溶接方法に関係なくあらゆるタイプのビードを検査し、0,1㎜以上の欠陥を認識できます。検査項目が幅広いため、溶接ビードやろう付けビードの自動検査にベンチマークを確立できます。のど厚、X/Y方向における長さ、エッジ間の間隔検出、溶け落ち、穴、継手の信号飛びや、継手の角度、溶接幅や長さ、位置、アンダーカットやビードの位置、溶接の凹/凸、ポロシティ、スパッターなど様々な欠陥を検出します。

VIRO WSIはアクセスが難しい複雑なコンポーネンツや平らで反射性の高いビードに対しても、確実に検査を行います。レーザーベースの光学的3Dビード検査システムは、センサーと高性能な計算処理ユニットと、実地試験済みのソフトウェアから構成されています。

幅広いアプリケーションに応用可能：自動車業界では車軸部品、ボディ、シート、ホイール、排気装置などの溶接ビードに使用できます。代替駆動システムに関しては、e-モビリティ向けリチウムイオンバッテリーや燃料電池の溶接ビードの品質保証に活用できます。鉄鋼製造の業界では、大型ラック、足場やシャッター、またはプレハブの鋼桁の構造健全性や安全性の検査に使用されています。エンジニアリングの分野では、溶接ビードの欠陥検査に使用されています。

さらに、シーリングビードと接着ビードをリアルタイムで検査し、接着剤やシーラントコーティングの品質を損なう可能性のある微小な粒子も検出します。

VIRO WSIはリワークに関する選択肢を広げます。欠陥のある部品やビードがマニュアルリワーク中に視覚化ステーション上に表示され、オペレーターは操作端末上でリワークした部品をすぐに確認することができます。データはデータベースに保存され、ドキュメント化されます。自動リワークには、特別に開発されたソフトウェアアルゴリズムを使用できます。

VIRO WSIは製品の品質向上に大きく貢献します。インライン検査が可能なため、上流の溶接工程に素早く介入することができます。欠陥の継続的な削減、工程の最適化、ダウンタイムやリワーク、廃棄を最小限に抑えることにつながります。

検査結果はビードやコンポーネンツごとに内蔵のデータベースに保存され、ドキュメント化に活用できます。読み取ったデータを活用してシームレスなトラッキングや高度解析ができます。検査データをインテリジェントに紐づけることで、工程を最適化しコスト削減に役立てることができます。